THESIS TITLE
『Blood Pressure Elevation Lasting Longer Than 1 Year Among Public Employees After the Great East Japan Earthquake: The Watari Study.』
BRIEF
- 本論文は「東日本大震災後の公務員における1年以上続く血圧上昇」に関する論文です。
- 「2011年3月11日に発生した東日本大震災から4-8ヶ月後における、亘理町の公務員が示す一般住民よりも有意に高い最高血圧と最低血圧の上昇を著者らは以前に報告している」と背景を説明されて、
- 「それら差異がその後も続いているかを調査するため、1年に渡って亘理町の公務員と一般住民のフォローアップ調査」を行われています。
- 「225人の公務員と2010年から2012年に継続的な年次健康診断を受けている渡り蝶の一般住民1232人のうち、89組を傾向スコアに基づき年齢と性別でマッチング」され、
- その結果、
- 「災害前のベースライン特性にペアグループ間での有意差は見られなかった」、
- 「公務員は一般住民と比較すると2011年において有意に高い最高血圧および最低血圧を示した(p値はともに<0.001)」、
- 「加えて2012年において公務員の最高血圧は一般住民のそれよりも有意な高いままであった(p値は0.023)」等を報告されて、
- 「公務員における長引く血圧上昇が災害後1年以上に渡って確認されたことは、長期的災害復興業務に従事する公務員の慎重な血圧管理の必要性を示唆している」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Konno S, Munakata M.