黒田総裁就任以降の日本銀行金融政策の変遷
- 2013-03-20:黒田日銀総裁就任
- 2013-04-04:「量的・質的金融緩和」の導入について
- 2%、2年、2倍
- 60-70兆円/年マネタリーベース増加
- ETF:1兆円/年、J-REIT:300億円/年
- イールドカーブ全体の金利低下
- 『まず、第1に、戦力の逐次投入をせずに、現時点で必要な政策を全て講じたということです。』
- 『今回、必要な措置は全て採ったと言ってよいと思います。』
- 2014-10-31:「量的・質的金融緩和」の拡大
- 80兆円/年(10-20兆円追加)マネタリーベース増加
- ETF:3兆円/年、J-REIT:900億円/年
- イールドカーブ全体の金利低下
- 2015-12-18:「量的・質的金融緩和」を補完するための諸措置の導入
- 3,000億円の「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」ETF枠
- イールドカーブ全体の金利低下
- 2016-01-29:「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入
- 当座預金3段階金利(プラス金利(+0.1%、基礎残高)、ゼロ金利(マクロ加算残高)、マイナス金利(-0.1%、政策金利残高))
- イールドカーブ全体の金利低下
- 2016-03-15:当面の金融政策運営について
- マクロ加算残高見直し
- ETF:3兆円/年→3.3兆円(「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」ETF分の0.3兆円)
- イールドカーブ全体の金利低下
- 2016-07-29:金融緩和の強化について
- ETF:3.3兆円/年→6兆円/年
- イールドカーブ全体の金利低下
- 2016-09-21:金融緩和強化のための新しい枠組み:「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」
- イールドカーブ・コントロール
- オーバーシュート型コミットメント
- 2016-11-17:「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」公表以降初めての固定利回り方式による国債買入。
- 2017-02-03:固定利回り方式による国債買入。 『日銀は3日昼、あらかじめ決まった価格(固定利回り)で無制限に買い入れる指し値オペ(公開市場操作)を通知した。昨年11月17日以来2度目の通知となる。』(日本経済新聞Webサイトより引用)
- 2017-03-24:国債売現先オペレーション通知。オファー額は1兆円。オファー (3月24日<金>)、3月末におけるレポ市場の国債需給タイト化への対応について
- 2017-05-10:(日銀政策関連)財務省は国債応札義務引き上げ(4%→5%。2017年6月27日より適用)を公表。出典:ロイター
- 2017-05-31:日本銀行の資産(=負債+純資産)が500兆円を超える。日本銀行営業毎旬報告
- 2017-07-07:固定利回り方式による国債買入。『国債買入(固定利回り方式)(残存期間5年超10年以下)』、『国債買入(固定利回り方式)(残存期間5年超10年以下)の固定利回較差は、0.015%。この結果、10年利付国債347回の買入利回りは、0.110%となる。買入金額に制限を設けずオファー。』(日銀Webサイトより引用)
日本銀行 『当面の長期国債等の買入れの運営について』