2017年2月14日火曜日

学術論文の紹介 #福島第一原子力発電所 #セシウム #昆虫

THESIS TITLE

『Radiocesium Transfer in Forest Insect Communities after the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant Accident.』

BRIEF

  1. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の森林昆虫コミュニティにおける放射性セシウム移行」に関する論文です。
  2. 著者らは「森林昆虫食物網における放射性セシウム移行を解明するため、福島第一原子力発電所事故からおよそ1.5年から2.5年後における福島県および茨城県の森林昆虫の放射性セシウム濃度を調査」されています。
  3. 「それぞれの県の3つのサイトの4つのオーダー及び4つの摂食機能群(草食、肉食、雑食およびデトリタス食)から昆虫サンプル34種を分析」され、
  4. その結果、
    1. 「セシウム137放射能濃度は草食種で最も低く、森林落葉や菌類を摂食するデトリタス食および雑食種で特に高かった」、
    2. 「放射性セシウム濃度は葉と草で最も低くそして落葉、樹皮および菌類で最も高いことから、全ての種において放射性セシウム濃度はそれら種の主食の汚染程度を反映していた」等を報告されて、
  5. 「落葉および菌類、腐食樹木、コケ植物、地衣類等の他の高汚染森林要素は森林昆虫コミュニティへのセシウム137移行源となることを確認した」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Ishii Y, Hayashi S, Takamura N.

THESIS URL

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28125745