2016年10月24日月曜日

学術論文の紹介 #東日本大震災 #福島第一原子力発電所 #自衛隊

THESIS TITLE

『The effects of living environment on disaster workers: a one-year longitudinal study.』

BRIEF

  1. 本論文は「災害作業員に対する生活環境の影響」に関する論文です。
  2. 著者らは「災害救助活動に従事する自衛隊員は彼らが関与している業務に起因して強い精神的ストレスに曝されている可能性がある」と背景を説明されて、
  3. 「災害救助活動に従事している自衛隊員に対する生活環境、業務環境そして個人的要因の精神的な影響」を調査されています。
  4. 研究デザインを、
    1. 「東日本大震災の救助活動に従事した1506人のデータを分析」、
    2. 「改訂出来事インパクト尺度およびK10で25点以上となった被験者をそれぞれ高い心的外傷後ストレス反応グループ(高PTSR)と高い一般的な精神的苦痛(高GPDグループ)とに分類」され、
      1.その結果、
    3. 「多重ロジスティック回帰分析の結果、生活環境(避難所サイト内でのキャンプ)は高PTSRグループ(オッズ比は3.39、95%信頼区間は2.04-5.64、p値は<0.001)と高GPDグループ(オッズ比は3.35、95%信頼区間は1.77-6.34、p値は<0.001)双方の有意なリスク因子であった」と報告されて、
  5. 「災害作業員にとって被災者から適切な間隔を保つことができる生活環境であることが望ましい」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Nagamine M, Harada N, Shigemura J, Dobashi K, Yoshiga M, Esaki N, Tanaka M, Tanichi M, Yoshino A, Shimizu K.

THESIS URL

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27769203