2016年10月6日木曜日

学術論文の紹介 #東日本大震災 #避難者 #精神的苦痛

THESIS TITLE

『Psychological distress among tsunami refugees from the Great East Japan earthquake.』

BRIEF

  1. 本論文は「東日本大震災による津波避難者の精神的苦痛」に関する論文です
  2. 著者らは「2011年東日本大震災の津波と原子力事故による30万人が避難したが、それら避難者が抱えた精神的苦痛に関する大規模な先行研究はない」と背景を説明されて、
  3. 「災害後の苦痛と機能阻害行動に関連する主要因子を調査」されています。
  4. 「災害から10-12ヶ月後、宮城県に住まう全避難家族に質問票を送付」、「21,981人(回答率73%)が質問票を返信」、「精神的苦痛(K6スケール)、機能阻害行動、人口動態、出来事、身体的活動の変化、家庭訪問者そして精神的支援を質問票で調査」され、
  5. その結果、
    1. 「9%がK6スケールで深刻な精神疾患リスクを示唆する13点以上」、
    2. 「福島の避難者の精神的苦痛は大きい」、
    3. 「人口動態的変化、家族の喪失、病歴および身体活動変化と精神的苦痛および機能阻害行動との関連が見られた」、
    4. 「精神的苦痛、機能阻害行動そして訪問者/支援者の間の関連は支援者との関係に依っていた」等を報告されて、
  6. 「医師は災害後の介入時に今ある病気の苦しみ、コミュニティの歴史的形成そして家族の役割を認識する必要がある」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Goodwin R, Takahashi M, Sun S, Ben-Ezra M.

THESIS URL

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27703729