2016年10月10日月曜日

学術論文の紹介 #阪神・淡路大震災 #血液

THESIS TITLE

『Blood supply during Japan’s 1995 Hanshin-Awaji Earthquake.』

BRIEF

  1. 本論文は「1995年阪神・淡路大震災時の血液供給」に関する論文です。
  2. 著者らは「1995年1月17日、日本の本州の大都市である兵庫県南部でマグニチュード7.3の地震が発生した」、「阪神・淡路大震災と名付けられたこの災害により639,686の家屋が損壊し6,434人の命が失われた」と背景を説明され、
  3. 当時の状況について、
    1. 「災害地域において兵庫県赤十字血液センターは赤血球、新鮮凍結血漿そして血小板濃厚液等の血液成分の収集、検査、処理、貯蔵そして配布に関する地域の責任を負っていた」、
    2. 「血小板シェーカーは転倒し、温度管理や振とうがなされなかった血小板濃厚液バッグは廃棄を余儀なくされた」、
    3. 「それぞれ冷却貯蔵および冷凍保存された赤血球および新鮮凍結血漿は非影響地域から移送したドライアイスを利用して温度管理を保った」、
    4. 「地元の血液採取は停止され、別の血液センターからの製剤が利用された」、
    5. 「血液成分の地元需要は比較可能な地震前の需要の66%にまで減少した」、
    6. 「血液成分の緊急供給が地震後顕著に増加した」
    7. 「通信インフラが損傷していたため、赤血球製剤と血漿製剤を積んで影響地域の主要病院を巡回する献血運搬車を兵庫県赤十字血液センターは 派遣した」、
    8. 「地元の献血と処理は地震から20日目に再開した」等を報告されて、
  4. 「振り返ると、国家的に調整された製造と配布のシステムは1995年阪神・淡路大震災後の輸血需要を満たす日本赤十字社の能力を実証し、その後の災害の見越しにおける変化を促進した」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Fujimori Y, Bouike Y, Nollet K, Miki H.

THESIS URL

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27692606