2016年10月11日火曜日

学術論文の紹介 #東日本大震災 #福島第一原子力発電所 #不当軽量児 #浜通り

THESIS TITLE

『Influence of the Great East Japan Earthquake and the Fukushima Daiichi Nuclear Disaster on the Birth Weight of Newborns in Fukushima Prefecture: Fukushima Health Management Survey.』

BRIEF

  1. 本論文は「福島県における東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の新生児体重に対する影響」に関する論文です。
  2. 著者らは「2011年3月11日、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故が発生した」と背景を説明されて、
  3. 「災害時に妊娠されていた女性が福島県で出産した新生児における不当軽量児発生率を調査し、不当軽量児のリスク因子を特定」されています。
  4. 「被験者は災害時に妊娠されていた女性」、「災害時に浜通り地区に住まわれていた女性と、対照群として浜通り地区外に住まわれていた女性に同様に質問票を送付」、「不当軽量児発生率を比較」、「ロジスティック回帰分析により不当軽量児のリスク因子を特定」され、
    1.その結果、
    1. 「5.6%に当たる325人の女性が不当軽量児を出産」、
    2. 「災害時の地域、妊娠第三期のどちらも不当軽量児発生率との関連は確認されなかった」、
    3. 「不当軽量児のグループでは妊娠高血圧症が多い」、
    4. 「妊娠高血圧症は不当軽量児の独立したリスク因子であった」等を報告されて、
  5. 「東日本大震災と福島第一原子力発電所事故が福島県において不当軽量児を増加させたとの根拠は確認されたなかった」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Yasuda S, Kyozuka H, Nomura Y, Fujimori K, Goto A, Yasumura S, Hata K, Ohira T, Abe M.

THESIS URL

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27718768