2016年9月29日木曜日

学術論文の紹介 #四川大地震 #汶川地震 #看護師

THESIS TITLE

『Disaster nursing experiences of Chinese nurses responding to the Sichuan Ya’an earthquake.』

BRIEF

  1. 本論文は「四川大地震における中国人看護師の看護経験」に関する論文です。
  2. 著者らは「2013年四川大地震から1ヶ月後に生存者補助を要請された看護師の災害時経験について調査」されています。
  3. 「過去40年、中国における地震災害数は上昇している」、「2008年汶川地震以降、衛生・災害管理システムが稼働しているが災害時の看護師の役割と経験は見落とされている」と背景を説明されて、
  4. 「16人の被験者に対する質的記述的研究」、「半構造化面接と観測手簿によりデータを収集し、質的内容分析を実施」され、
  5. その結果、
    1. 「病院から災害地域へ派遣されるプロセス、災害地域に到達しそこで従事する試みそして看護師が経験した課題の反映の3つの主要テーマが浮かび上がった」、
    2. 「被験者のおよそ半数が災害地域派遣前に災害時看護訓練を受けていたが、看護師は所属病院から災害地域への派遣プロセスに関する身体的および精神的準備不足を一貫して訴えた」、
    3. 「これは一回だけの出来事である。よって中国の他地域へ今回の知見を適用しようとする場合には注意が必要である」、
    4. 「得られた知見は災害現職研修そして適切な災害計画立案の必要性を浮かび上がらせた」、
    5. 「リソースインベントリの蓄積、災害訓練とシミュレーションの構成、危機管理そして緊急コミュニケーション手段の利用等の災害訓練の機会を病院と看護長は提供すべきである」等を報告されて、
  6. 「今後の災害に備えて看護師がより良く備えるため、前線の看護師のための能力開発訓練そして災害管理計画の開発と実施を優先することが衛生政策担当者には求められる」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Li YH, Li SJ, Chen SH, Xie XP, Song YQ, Jin ZH, Zheng XY.

THESIS URL

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27659041