2016年9月26日月曜日

学術論文の紹介 #固有受容性理論 #イグノーベル賞 #股のぞき効果

THESIS TITLE

『Perceived size and perceived distance of targets viewed from between the legs: Evidence for proprioceptive theory』

BRIEF

  1. 本論文は「固有受容性理論(proprioceptive theory、自己受容感覚理論)の根拠としての両足の間から覗いた目標の認知サイズと認知距離」に関する論文です。
  2. 著者らは「3種の比較により両足の間から見た目標の認知サイズと認知距離」について調査されています。
  3. 「高さ32センチメートルから163センチメートルの5つの目標を視距離2.5メートルから45メートルに設置して、計90人の観測者が個々の目標の認知サイズと認知距離を口頭で回答」とし、
  4. 「比較1として、15人の観測者が頭を逆さまに反転させ両足の間から目標を視認、別の15人は地面に直立して視認」した結果、
    1. 「頭を逆さまにしたグループは大きさの恒常生を縮減して報告し、距離の尺度を圧縮することが確認された」、
  5. 「それら結果が網膜像または身体方向の反転に起因するのか否かを調査するため、比較2および比較3を実施」、
  6. 「比較2では15人の観測者が視野を180度回転させるプリズムゴーグルを付けて直立し目標を視認、別の15人はプリズムのない中空枠を付けて直立し目標を視認」した結果、
    1. 「2つのゴーグル条件において共に大きさの恒常生と認知距離は物理的距離の1次関数であった」、
  7. 「比較3では15人の観測者が180度回転させるゴーグルを付けたうえで頭を前方に傾けて目標を視認、別の15人は中空枠ゴーグルを付けうつ伏せで視認」(※アセット・マネジメント・コンサルティング株式会社よりの注釈:論文本文を確認いたしますと”網膜像の方向、視野サイズ、地上からの目の高さは同じ、頭の上下だけが異なる”比較となります)、
    1. 「その結果、大きさの恒常生の縮減と距離の尺度の圧縮が確認された」、
  8. 「それゆえ認知サイズと認知距離は網膜像の方向ではなく身体方向の反転に影響されることが示唆される」、「全てのデータを経路解析と偏相関分析にかけた結果、認知サイズは認知距離とは独立であった」等を報告されて、
  9. 「得られた知見は見かけの距離モデルよりも直接知覚モデルを支持する」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Atsuki Higashiyama, Kohei Adachi

THESIS URL

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0042698906002112