2016年8月1日月曜日

学術論文の紹介 #福島第一原子力発電所 #福島県民健康調査 #小児甲状腺がん

THESIS TITLE

『Radiation Exposure and Thyroid Cancer Risk After the Fukushima Nuclear Power Plant Accident in Comparison with the Chernobyl Accident.』

BRIEF

  1. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後における放射線被曝および甲状腺癌リスクとチェルノブイリ事故との比較」に関する論文です。
  2. 著者らは「低線量と低線量率放射線被曝の健康リスクに関する疫学調査と総合長期的放射線健康影響調査の実施は、特に放射能事故や原子力事故後は低線量放射線被曝の長期的な健康への影響に関する社会不安や社会的関心が相当高まるために、重要である」と背景を説明されて、
  3. 「東日本大震災と福島第一原子力発電所事故以来、福島県は県民の長期的ヘルスケアと早期診断、早期治療を目的として福島県民健康調査を開始した」、「特にチェルノブイリ原子力事故の教訓から、放射線被曝レベルに関らず甲状腺検査とメンタルヘルスケアは決定的に重要である」、「公衆への放射線線量についてチェルノブイリ原子力事故と福島第一原子力発電所事故では相当な違いがあり、短半減期の放射性ヨウ素から後ろ向きに内部被曝線量を推定することは極めて困難である」等を報告されて、
  4. 「それ故、小児甲状腺がんの高検出率を誤って解釈しないようにするために、福島県での甲状腺超音波検査の必要性と子供をターゲットとしたこの調査の中間結果は再考察され議論される」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Yamashita S, Takamura N, Ohtsuru A, Suzuki S.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27473699