2016年8月1日月曜日

学術論文の紹介 #福島第一原子力発電所 #福島県民健康調査 #内部被曝 #外部被曝

THESIS TITLE

『EXTERNAL AND INTERNAL EXPOSURE TO FUKUSHIMA RESIDENTS.』

BRIEF

  1. 本論文は「福島住民の外部および内部被曝」に関する論文です。
  2. 著者らは「2011年3月11日の東日本大震災は福島第一原子力発電所事故の原因となり、環境中への放射性物質の多量放出の結果、影響地域の住民の健康に対する放射線の影響が重大な関心事となった」と背景を説明されて、
  3. 「被ばく線量評価は健康に対する影響推定の基礎であり、可能な限り線量は推定ではなく実測値により評価されるべきである」として、
  4. 「調査により推定した又は測定で得られた住民の被ばく線量の概要」を詳述されています。
  5. 「事故後最初の4ヶ月における住民460,408人について福島県民健康調査の結果、66.3パーセントが1ミリシーベルト未満、94.9パーセントが2ミリシーベルト未満、99.7パーセントが5ミリシーベルト未満で最大線量は25ミリシーベルト」、「それ故、個人線量計計測による結果は推定値相当であることが示された」、「ホールボディカウンターを利用した福島県による住民184,205人の内部被ばく線量評価の結果、99.986パーセントが1ミリシーベルト未満であり、最大線量は3ミリシーベルトであった」、「甲状腺の被曝については、福島第一原子力発電所事故に関する充分なデータはないが、甲状腺の線量はチェルノブイリ原子力事故の時よりも極めて低いと推定される」等を報告されて、
  6. 「原子力事故の結果による住民の被ばく線量の概要は未だ解明されておらず、線量評価に関する疑問点、不明瞭な点は残っており、より正確な線量測定のためのさらなる努力が継続的に求められる」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Kamiya K, Ishikawa T, Yasumura S, Sakai A, Ohira T, Takahashi H, Ohtsuru A, Suzuki S, Hosoya M, Maeda M, Yabe H, Fujimori K, Yamashita S, Ohto H, Abe M.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27473698