2016年8月19日金曜日

学術論文の紹介 #福島第一原子力発電所 #福島県民健康管理調査 #甲状腺検査

THESIS TITLE

『Explanatory Meetings on Thyroid Examination for the “Fukushima Health Management Survey” after the Great East Japan Earthquake: Reduction of Anxiety and Improvement of Comprehension.』

BRIEF

  1. 本論文は「東日本大震災後の福島県民健康管理調査のうち甲状腺検査の説明会による不安軽減と理解向上」に関する論文です。
  2. 著者らは「2011年の福島第一原子力発電所事故、そして福島県の子供達に対する甲状腺検査のあと、放射線医学県民健康管理センターは子供とその保護者等住民とのコミュニケーションとして甲状腺検査の説明会を開催している」と背景を説明されて、
  3. 「質問票を通じて、説明会前の甲状腺に対する放射線の影響に関する不安と放射線に対する態度を含む個人属性との関連を調査され、転帰としての不安、理解そして満足を計ることにより説明会の効果を検証」されています。
  4. 「2014年から2015年の説明会において、799人が福島県県中、県北、いわき、相馬そして県外での30の集会に参加し594人が説明会前後の質問票に回答」されたその結果、
  5. 「説明会前の不安のレベルは個人属性(放射線に関する情報収集、放射線に関する助言者そして主観的理解の程度等)に依って幅があり、理解容易な形での放射線に関する情報提供、そして同様に意見交換の機会提供の重要性を浮き彫りにした」、「説明会の参加は不安を軽減した」、「これは主としてがんと客観的事実に関する一般特性(線量、チェルノブイリ原子力事故の状況そして日本のその他の県との甲状腺検査の結果の比較等を含む)の説明に起因する」、「質疑応答集会の機会もまた全体的な満足向上に寄与した」、「低集会参加者数は不安軽減と高い主観的理解とに関連が確認された」等を報告されて、
  6. 「得られた知見は、根拠に基づいたリスクコミュニケーションの促進に有用である」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Hino Y, Murakami M, Midorikawa S, Ohtsuru A, Suzuki S, Tsuboi K, Ohira T.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27535010