2016年8月11日木曜日

学術論文の紹介 #ハイチ地震 #心的外傷後ストレス障害 #全般性不安障害 #大うつ病性障害

THESIS TITLE

『Mental Health Impact of Hosting Disaster Refugees: Analyses from a Random Sample Survey Among Haitians Living in Miami.』

BRIEF

  1. 本論文は「マイアミに居住するハイチ人における無作為抽出調査分析による、災害避難者を迎えることのメンタルヘルスへの影響」に関する論文です。
  2. 著者らは「災害避難者を迎え入れている家族のメンタルヘルスに関する研究は少ない」と背景を説明されて、
  3. 「2010年ハイチ地震の災害避難者を迎え入れた家庭の被験者と迎え入れていない対照群とを比較」されています。
  4. 「フロリダのマイアミ・デイド郡にて2011年10月から2012年12月にかけて無作為抽出調査を実施」、「ハイチ人の被験者について被験者の2010年の地震への曝露、家族や友人への影響そして地震避難者を迎え入れたか否かに関して評価」、「標準得点と閾値により3つの頻度の高い一般的な精神障害-心的外傷後ストレス障害、全般性不安障害そして大うつ病性障害-の症状を調査」されたその結果、
  5. 「被験者の地震曝露と家族と友人への影響で調整後の分析の結果、避難者を迎え入れた被験者(n=51)は迎え入れていない被験者(n=365)よりも大うつ病性障害そして少なくとも1つの一般的な精神障害について閾値を超える得点の割合が有意に高かった」、「自然災害による避難者を迎え入れることは、災害それ自体への曝露によるリスクとは独立して、大うつ病性障害そして場合によってはその他の一般的な精神障害のリスクを上昇させる可能性がある」等を報告されて、
  6. 「避難者を迎え入れている家族には特別の留意が必要である」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Messiah A, Lacoste J, Gokalsing E, Shultz JM, Rodríguez de la Vega P, Castro G1, Acuna JM.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27490654