2016年8月1日月曜日

学術論文の紹介 #福島第一原子力発電所 #セシウム

THESIS TITLE

『INITIAL AND PRESENT SITUATION OF FOOD CONTAMINATION IN JAPAN AFTER THE ACCIDENT AT THE FUKUSHIMA DAI-ICHI NUCLEAR POWER PLANT.』

BRIEF

  1. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の初期および現在の食物汚染状況」に関する論文です。
  2. 著者らは「2011年3月の福島第一原子力発電所事故は福島県とその周辺地域の陸生環境のみならず、福島第一原子力発電所に面する海洋地域にも影響を及ぼした」と背景を説明されて、
  3. 「事故後の福島の農業製品と福島沿岸で採取された海産食品の放射性核種濃度」を調査されています。
  4. 「野菜、肉および魚の放射性セシウム規制値は2012年4月1日に湿潤重量1kgあたり500ベクレルから100ベクレルへと改定された」、「それら食品の放射性セシウム濃度は概ね日本および国際的な基準内に収まっていたが、食用野生植物、野生キノコおよびイノシシ肉のような動物の肉からは基準値を超える放射性セシウムが未だ確認されている」、「2015年4月以降、福島沿岸の海産物から規制値を超える放射性核種濃度は検出されていないが、影響地域での商用海面漁業は一部の種を除いて許可されていない」等を報告されて、
  5. 「放射性核種汚染は環境中の食物連鎖を通して生じるため、内部汚染予防のためには陸生および海洋環境中の放射性核種の長期動力学的研究が極めて重要となる事を、福島第一原子力発電所事故から学んだ」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Aono T, Yoshida S, Akashi M.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27473691