2016年8月15日月曜日

学術論文の紹介 #福島第一原子力発電所 #セシウム137 #Tag #ツキノワグマ #イノシシ #シカ #キジ #ヤマドリ #野鴨

THESIS TITLE

『The Time-Dependent Transfer Factor of Radiocesium from Soil to Game Animals in Japan after the Fukushima Dai-ichi Nuclear Accident.』

BRIEF

  1. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の日本における土壌から狩猟動物への放射性セシウムの時間依存移行係数」に関する論文です。
  2. 著者らは「福島第一原子力発電所事故以来、捕らえた狩猟動物の組織の検査により日本における放射性核種の食物基準の順守を確保している」と背景を説明されて、
  3. 「2011年から2015年に採集したツキノワグマ、イノシシ、シカ、キジ、ヤマドリおよび野鴨のセシウム137の面積当りの移行係数(Tag、食肉1キログラム当りの放射能濃度/単位土壌面積当りの放射能濃度)を利用して、汚染土壌から狩猟動物へのセシウム137移行を定量化」されています。
  4. 「福島県、宮城県、茨城県、栃木県そして群馬県のオープンデータソースを利用」されたその結果、
  5. 「始めに収集したデータからは福島第一原子力発電所事故後のイノシシのセシウム137濃度最大値はチェルノブイリ原子力事故のそれらよりも低いことが確認された」、「ツキノワグマ、イノシシ、シカそしてヤマドリの2015年のセシウム137の面積当りの移行係数幾何平均は同様で1.9-5.1 × 10^-3であり、キジと野鴨のそれは1桁低く1.0-2.2 × 10^-4であった」、「シカとヤマドリを除いた実効半減期は1.2-6.9年」、「チェルノブイリ原子力事故とは対照的に、調査機関における野生動物の食肉中セシウム137濃度に季節変動は見られなかった」等を報告されています。

AUTHOR(S)

Tagami K, Howard BJ, Uchida S.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27513196