2016年7月27日水曜日

学術論文の紹介 #四川地震 #PTSD

THESIS TITLE

『Prevalence and risk factors of posttraumatic stress disorder among teachers 3 months after the Lushan earthquake: A cross-sectional study.』

BRIEF

  1. 本論文は「四川地震から3ヶ月後における教師の間の心的外傷後ストレス障害の有病率とリスク因子」に関する論文です。
  2. 著者らは「教師と生徒はしばしば同じ災害から被害を受ける」、「生徒の間の心的外傷後ストレス障害有病率は大きな関心事となる」、「しかしながら、生徒とその家族の相談相手としての役割から災害後の話を耳にしたりトラウマ的事態の結末を目撃することにより、教師は代償的かつ間接的な暴露をより受ける可能性がある」、「教師の間の心的外傷後ストレス障害有病率とそのリスク因子に関連する先行研究は少ない」と背景を説明されて、
  3. 「中国四川省宝興県の21の初等および中等教育学校から計316人の教師を対象として、人口学的特徴、地震に関連する体験、身体的不快症状、情緒反応、サポート状況そして四川地震2週間後の日常機能等に関する質問票調査および地震から3ヶ月後に精神疾患簡易構造化面接法(MINI)の心的外傷後ストレス障害クライテリアに基づく1対1の電話インタビューを実施」されています。
  4. その結果「教師の間の心的外傷後ストレス障害有病率は24.4パーセント」、「身体的不快症状は心的外傷後ストレス障害のポジティブなリスク因子(オッズ比は1.89、95%信頼区間は1.06から3.37)」、「社会的サポート(オッズ比は0.30、95パーセント信頼区間は0.14-0.62)と教職における平静(オッズ比は0.25、95パーセント信頼区間は0.09-0.75)はネガティブなリスク因子」、「心的外傷後ストレス障害は地震後の教師の間で一般的に見られ、心的外傷後ストレス障害のリスク因子が特定された」等を報告されて、
  5. 「得られた知見は、中国での地震後の学校において心的外傷後ストレス障害の高リスクにある教師を特定する精神衛生プログラムを提供する人々の一助になる」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Zhang J, Zhang Y, Du C, Zhu S, Huang Y, Tian Y, Chen D, Li H, Gong Y, Zhang M, Gu B.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27442675