2016年7月28日木曜日

学術論文の紹介 #ハイチ地震 #小児死亡率

THESIS TITLE

『The impact of internal displacement on child mortality in post-earthquake Haiti: a difference-in-differences analysis.』

BRIEF

  1. 本論文は「ハイチ地震後の小児死亡率への国内避難の影響」に関する論文です。
  2. 著者らは「2010年ハイチ地震では150万人の国内避難民が生み出されたが、避難の健康に対する影響は未だ多くは知られていない」と背景を説明されて、「乳児および小児の死亡率への避難の影響と主要な保健行動メカニズムについて調査」されています。
  3. 「様々な避難状況にあるグループの間の比較可能性を確かにするために、2012年ハイチ人口動態・健康調査を利用し差分の差分法とCEMを採用」、「被験者は人口代表サンプルとして15歳から49歳の14287人の女性から報告された21417人の乳幼児」、「主要独立変数はキャンプ生活世帯、国内避難世帯(非キャンプ)そして非避難世帯等の世帯避難状況」、「主要な応答変数は、乳幼児の死亡率、健康状態(身長、貧血)、公衆衛生介入(蚊帳の使用、蚊よけスプレー、ワクチン)の取り込みそしてその他の状況(飢え、コレラ)」とされたその結果、
  4. 「地震後のキャンプ世帯では非キャンプの国内避難世帯よりも乳児死亡率(オッズ比は2.34、95パーセント信頼区間は1.15から4.75)、小児死亡率(オッズ比は2.34、95パーセント信頼区間は1.10から5.00)が高い」、「食品、水、蚊帳利用、蚊よけスプレーそしてワクチンの供給が十分であってもキャンプ世帯においてこれらオッズ比は高い」、「国内避難民は不均一であり キャンプ外への避難は世帯の自己選択または自家保険である」、「一方、避難していない世帯においても基本的必需品や健康サービスへのアクセスに関して困難に直面する可能性がある」等を報告されて、
  5. 「災害後の救済において絞り込んだ援助を提供するために、脆弱な人々を特定するための努力が必要である」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Chen B, Halliday TJ, Fan VY.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27435004