2016年7月22日金曜日

学術論文の紹介 #東日本大震災 #南三陸町 #血圧

THESIS TITLE

『Strict Blood Pressure Control Achieved Using an ICT-Based Home Blood Pressure Monitoring System in a Catastrophically Damaged Area After a Disaster.』

BRIEF

  1. 本論文は「災害で壊滅的被害を受けた地域においてICTを活用した家庭血圧モニタリングによる精密な血圧管理」に関する論文です。
  2. 著者らは「2011年3月の東日本大震災と津波の際、著者らは生存者の家庭血圧測定の補助としてICTを活用した血圧モニタリングシステム(災害時循環器予防(DCAP)ネットワーク)を構築し、壊滅的被害を受けた南三陸町に導入」されています。
  3. 「このシステムにより家庭血圧がモニタリングされ、データは自動的に中央コンピュータデータベースと生存者の主治医へと送信」、「341人の高血圧患者が災害後4年間このシステムを使い続け、全ての家庭血圧記録を分析」とされたその結果、「このDCAPネットワークによる家庭血圧管理システムにより、4年間で被験者の家庭血圧(自己測定血圧)低下を成し遂げた」、「加えて季節血圧変動の振幅は抑圧され、夏の最低家庭血圧値から冬のピーク家庭血圧値の期間は徐々に延長された」等を報告されて、「このICTを活用した方法が災害後4年間における壊滅的被害地域での厳密な家庭血圧コントロールそして家庭血圧季節変動を最小化することに有効であったことは、この方法はコミュニティで家庭血圧をモニタリングする所定の方法になり得る事を示唆している」と結ばれています。

AUTHOR(S)

Nishizawa M, Hoshide S, Okawara Y, Matsuo T, Kario K.

THESIS URL

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27400261